【キャリアアップ助成金】 正社員化コース
キャリアアップ助成金にはさまざまなコースがありますが、今回はお客様からの相談が多い「正社員化コース」について説明いたします。正社員化コースとは有期契約労働者等を正社員等に転換するものをいいます。転換には全部で3種類あります。転換制度をお考えの事業主さんは必見です。
種類
①有期雇用を正規雇用に転換(多様な正社員を含む)
②有期雇用を無期雇用に転換
③無期雇用を正規雇用に転換
助成額(中小企業の場合)
①有期雇用⇒正規雇用に転換の場合 1人当たり 57万円 (72万円)
②有期雇用⇒無期雇用に転換の場合 1人当たり 28万5千円 (36万円)
③無期雇用⇒正規雇用に転換の場合 1人当たり 28万5千円 (36万円)
☆かっこは生産性向上した場合の金額です。
転換できる人数として、1年度に1事業所15人まで申請できます。
助成額の補足事項
ア.生産性向上とは「直近の生産性」が3年前に比べ、原則として6%以上伸びていることをいいます
イ.多様な正社員とは、①勤務地限定正社員、②職務限定正社員、③短時間限定正社員のことです。多様な正社員への転換も正社員へ転換したものとみなされます
ウ.派遣労働者を正社員、多様な正社員に転換した場合は加算額があります。1人当たり28万5千円
エ.母子家庭の母、父子家庭の父、35歳未満の者を転換した場合、加算額があります。①の場合1人当たり9万5千円、②、③の場合1人当たり4万7500円
オ.勤務地、職務限定正社員制度を新たに制定し、転換した場合は、助成額があります。1事業所当たり9万5千円
対象労働者
①原則として6か月以上雇用されている有期契約労働者、無期雇用労働者、派遣労働者
②正社員として雇用することを約束して雇用された有期契約労働者ではないこと
③過去3年以内に当事業所で正規雇用、無期雇用労働者として働いたことがないこと
④事業主、取締役の3親等以内の親族ではないこと
⑤過去1年6か月から6か月の間に、当事業主と資本的、経済的に密接に関係のある事業主に正規、無期雇用労働者として雇用されたことがない者
⑥短時間正社員に転換された者は、転換後所定労働時間を超えて勤務していないこと
⑦就労継続支援A型事業の利用者以外の者であること
⑧支給申請日において退職していないこと
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社会保険労務士 杉山 正弘 (埼玉県川越支部)