【働き方改革】最低賃金の改定(2)

前回、最低賃金が改定されたことをお知らせいたしました。毎年この時期に変更されているわけですが、これも働き方改革が関係しています。これまで、法人税の引き下げ、金融緩和、規制緩和などの政策を実施してきましたが、どうも労働者に対して所得の分配がされていない。
そこで、成長と分配の好循環の一環として、最低賃金の改定があるようです。今後、年3%を目標に増加していく模様です。ちなみに埼玉県を例にとってみてみますと、

2016年  845円
2017年  871円
2018年  898円

このように、毎年3%(25円~26円)程度増加しているのが分かります。今後政府の目標としては、全国平均で1.000円程度にするようです。そうしますと、東京都の最低賃金はいくら位になってしまうのでしょうか。

埼玉県川越支部(社会保険労務士 杉山 正弘)