【キャリアアップ助成金】

前回は「キャリアアップ助成金の流れ」についてご説明いたしました。そこで最初に行うべきものが「キャリアアップ計画の作成」です。聞き慣れないものですが、キャリアアップ助成金の申請において非常に重要なものですのでしっかり覚えてください。

 

キャリアアップ計画について

 
キャリアアップ計画とは、有期労働契約等のキャリアアップに向け、これから行う取り組み(対象労働者、目標、期間、内容など)を計画的に進めるために記載するもののことです。キャリアアップ計画にはいくつか決まり事があります。
 
①計画期間を3年以上5年以内に定めること
 
キャリアアップ管理者を選任すること
 ・キャリアアップ管理者とは、有期労働契約労働者のキャリアアップに取組む者として、キャリアアップに必要な知識、経験を有すると認められる者をいいます。 
 
 ③ガイドラインに従い、キャリアアップに向けた全体の流れを定めること
 
④全体の流れに従い、事業主の取り組み記載すること
 
⑤有期契約労働者の意見が反映されるよう、労働者の代表の意見を聴くこと
 
以上の点に注意してキャリアアップ計画を作成します。計画作成後は、キャリアアップ計画に従い実施しなくてはなりません。キャリアアップ助成金の第一歩となるものとして、非常に重要なものと位置づけられています。
 
計画の変更も可能ですが、その場合は変更届を提出する必要があります。もし変更したキャリアアップ計画を実施したにもかかわらず、変更届を提出していない場合は、助成金の対象にはなりません。十分にご注意をお願いします。
 
                    
 

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社会保険労務士 杉山 正弘 (埼玉県川越支部)