【特定求職者雇用開発助成金】三年以内既卒者等採用定着コース

学校の既卒者や中退者を、新規学卒枠で採用し、1年以上会社に定着した場合、助成金が支給されます。これは、既卒者や中退者の雇用に向けて、応募する機会を増やし、就職、定着を図ることを目的としています。

 

1.助成金の対象となる者

①中学校以上の学校、専修学校、各種学校、外国の教育施設を卒業した者、または中退した者で、同じ事業主に12か月以上引き続いて雇用されたことがない者

②公共職業能力開発施設、職業能力開発総合大学校の職業訓練の修了者、または中退者

 

2.助成金の支給要件

 

A. 既卒者等コース

 

①既卒者・中退者が応募できる「新卒求人募集」であること

②卒業または中退して3年以内の者が応募可能であること

③応募した既卒者、中退者を通常の労働者として雇用したこと

④これまで既卒者などを「新卒枠」で雇用したことがないこと(今回初めてのこと

B. 高校中退者コース

①高校中退者が応募可能な「高卒求人募集」であること

②中退後3年以内の者が応募可能であること

③応募した高校中退者を通常の労働者として雇用したこと

④これまで高校中退者を「高卒枠」で雇用したことがないこと(今回初めのこと

 

☆ 「通常の労働者」とは以下の要件を持った労働者をいいます

①直接雇用であること

②期間の定めのない雇用であること

③社内の他の雇用形態の労働者に比べ、高い責任にもと業務に従事すること

 

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社会保険労務士 杉山 正弘 (埼玉県川越支部)