お忙しい事業主の皆様に、読んですぐ理解していただく「1分でわかる労務大辞典」をスタートいたします。
労務問題の基本からマニアックの問題まで、1分で読んでいただけます。仕事の合間に、コーヒーブレイクに是非一度目を通してみてください。

初回は「平均賃金」について、記載いたします。すぐに読んでいただけるよう、4回に分けて記載します。
よろしくお願いいたします。

平均賃金とは

平均賃金とは、過去3か月に支払われた賃金の総額を3カ月の総日数で除したもので、賃金を1日平均でみたものです。
原則として、その日以前3カ月の総賃金を総日数で除して計算します。

例えば、

(賃金)
8月  20万円
9月  22万円
10月 17万円

 

以上のケースでは、20万+22万+17万=賃金総額 59万円

 

(日数)  
8月  31日
9月  30日
10月  31日

総日数=31日+30日+31日=92日

 
     
∴ 平均賃金は  59万÷92日=6.413円となります。

ただし、賃金の締切日がある場合は直前の締切日から計算します。
  
 例えば「毎月15日」が締切日の場合は、

7月16日から10月15日の賃金総額を7月16日から10月15日の総日数で除して計算するようにします。

 

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 社会保険労務士 杉山 正弘(埼玉県川越支部)